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車両公認情報
FIA公認書
  • FIA公認書とは

    FIA公認書とは

    FIA国際モータースポーツ競技規則付則J項
    「第251条:分類と定義」、「2.1.8公認書」からの抜粋(2005年1月現在)

    • ・FIAが認める全ての車両は 、公認書と呼ばれる書式に従うこと。
    • ・これには 、当該型式の識別を可能にする全ての諸元が記載されている。
    • ・この公認書は 、製造者によって示される量産車両を定義付けるものである。
    • ・競技者が競技を行うグループに従って、当該量産車両に対し国際競技で認められる改造限度は、付則J項に述べられる。
    • ・オーガナイザーは車検の時、及び/またはスタートの時に公認書の提示を要求することができ、競技者が提示を行わなかった場合には 、出場を拒否することができる。
    • ・グループNに関しては 、このグループに関する公認書とは別に、グループAの公認書も提出しなければならない。

    このように定められている公認書には各種の数値が記載されており、実際の競技車両はその数値に合致していなければなりません。例えば純正品でもグレードによって違うバンパー等の公認されていないものを使用してはいけません。また、エンジンのオーバーサイズピストンも公認書の数値とは異なるため使用することはできません。公認書の数値は絶対的なもので、それに合致していることが公認車両と同一あるいは公認パーツと同一である証となり、車検員などの判断の基準となります。また、グループN車両で競技に出場する場合、当該車両のグループAの公認書も必要となることに注意しなければなりません。

  • FIA公認書の分類

    FIA公認書の分類

    FIA国際モータースポーツ競技規則付則J項
    「第251条:分類と定義」、「2.1.8公認書」からの抜粋(2003年1月現在)

    1.基本型式を記述する基本書式

    2.「追加公認」を記述する任意の数の追加書類( 「変型 」 、 「誤記訂正 」、 「進化 」に分類)

    • •変型(VF、VP、VO、VK)
    •  供給変型(VF:1つの製造者に対し 、2つの供給者が同一の部品を用意しており 、顧客は選択する機会を持たない)
    •  プロダクション変型(VP:要求により供給され、販売店で入手可能)
    •  オプション変型(VO:特別な要求により供給される)
    •  キット変型(VK:特別な要求により供給される)
    • 設計された車両の全ての技術的データがその車両に適用される公認書の記載事項に合致しているか、または付則J項で明確に認められている場合にのみ、競技者は、いかなる変型または変型の部品を希望通りに使用することが許される。ターボチャージャー、ブレーキ、ギヤボックスに関しては、複数のオプション変型を組み合わせて使用することは禁止される。例えば 、変型の公認書に記述されているブレーキキャリパーの取付けは 、入手したブレーキライニング等の寸法が、当該車両に適用される公認書に明示されている場合にのみ可能となる。キット変型に関しては 、その製造者が公認書に記載した条件下に限り使用が認められる。これは、適用される場合、特に競技者が全体として捉えるべき部品群 、及び遵守すべき仕様に関わっている。

    • •誤記訂正(ER)
    •  製造者により、先に書式で提出された情報の差し替え、または削除
    • •進化(ET、ES)
    •  基本型式に対して恒久的に施された変更の特徴を示す正常進化(ET:従来の書式による車両の製造が完全に停止した場合)、型式をより競技向けに変更することを意図したスポーツ進化(ES)

    正常進化(ET)-車両は、工場から出荷された期日とは無関係に正常進化の特定の段階に合致していなくてはならず 、従って、正常進化は 、完全に適用されるか、または全く適用されないかのいずれかでなくてはならない。 更に、競技者が特定の正常進化を選択した時点から、それらが相容れない場合を除き、以前の全ての正常進化が適用される。例えば 、2つのブレーキの正常進化が相次いでなされた場合、車両の正常進化の段階の日付に対応するもののみが使用される。

    スポーツ進化(ES) -スポーツ進化の公認書は以前の追加公認、あるいは基本公認書に関連するので、車両はこの関連事項に相当する正常進化の段階に一致していなければならない。なお、スポーツ進化は、完全に適用されなければならない。

    このように一つの車両について、いくつもの種類の公認書があるので、実際に公認書を入手する際は必要なものをあらかじめ当ウェブサイト「Gr.N Information」などで調べた上で入手してください。組み合わせて使用する公認書やグループN車両がグループAの公認書も必要であること等に注意しなければなりません。

規則、定義、公認
  • グループNの車両規則

    グループNの車両規則

    FIAグループN車両は、当該年の最新のFIA国際モータースポーツ競技規則付則J項に則って、製作されてなければななりません。 最新とは、当該年のFIA発行の「FIAイヤーブック」掲載の付則J項および毎月FIAより発行される「FIAモータースポーツブルテン」を併せたもので、該当する条項は以下の通りとなっています。

    • ・第251条 分類と定義
    • ・第252条 グループN、A、Bに対する一般規定
    • ・第253条 安全装置(グループN、A、B)
    • ・第254条 グループNに対する特別規定

    各規則書は、FIAならびにJAFより入手可能となっています。
    また、出場する競技会に適用される選手権規定や特別規則書、開催国の国内法によって、車両規則が別途規定される場合があるので注意しなければなりません。

    最新の情報は、FIAのウェブサイト(www.fia.com )でご確認をお願いいたします。

  • グループN車両の定義と公認

    グループN車両の定義と公認

    FIA国際モータースポーツ競技規則付則J項

    「第254条:グループNに関する特別規定」

    「1:定義」と「2:公認」の抜粋(2003年1月現在)

    • ・大規模量産ツーリングカーである。
    • ・少なくとも2,500台の同一規格車両が連続した12か月間に生産されていなければならない。
    • ・FIAによってグループAで公認されていなければならない。
    • ・グループAに於いて公認された供給変型(VF)はグループNに於いても有効。
    • ・全てのプロダクション変型(VP)は、グループNにおいて有効。
    • ・グループA公認書のオプション変型(VO)は、グループNでは、次のものを除いて無効である。
    •  1.オリジナルのフライホイールが2つの部品から構成されている場合に限り、オリジナルと同一直径、同一重量のエンジンフライホイール
    •  2.オートマチックギアボックスのフライホイール
    •  3.燃料タンク
    •  4.オートマチックギアボックス
    •  5.サンルーフ(フラップ付サンルーフを含む)
    •  6.安全ロールゲージ
    •  7.座席支持具及び取付け部
    •  8.安全ハーネスの取付け点
    •  9.2/4ドア変型
    • ・グループAの書式でVOに公認されている燃料タンクの使用は、第255条グループA規定の5.9.2及び第254条グループN規定の6.8に規定された条件のもとに実施されなければならない。
    • ・グループAで公認された正常進化(ET)、キット変型(VK)又はスポーツ進化(ES)は、グループNに於いては有効ではない。しかしながら、グループAで1997年1月1日以降に公認された正常進化(ET)及びスポーツ進化(ES)は、グループNに於いて有効とする。

    上記にあるようにグループA公認された部品をグループN車両で使用するにあたっては、使用可能なものと不可のものがあるので、使用したいパーツがグループNで有効なものかを確認しなければなりません。

FIA公認書の入手方法
  • 注意事項

    注意事項

    • ・FIA公認の国際ラリー競技会に参加する場合は、参加する車両の公認書を常に携行してなければならず、提示が求められればすぐに提示しなければなりません。
    • ・その公認書はコピーでは不可であり、FIAやJAFの発行したスタンプがないと有効な車両公認書とは認められずに、失格となる場合があるので必ずスタンプのある公認書をJAFより購入し、携行しておかなければなりません。競技車両毎にJAF発行(スタンプが押印)の車両公認書(各種)が必要となります。
    • ・当ウェブサイト掲載の「List of HOMOLOGATION (SUBARUインプレッサ・グループN用FIA公認情報)」の「車両公認一覧」に掲載されているグループAおよびグループNの該当する公認書、両方が必要となります。
    • ・最新の公認情報は当ウェブサイトにてご確認下さい。
    • ・新規部品が公認されるたびに、その部品を装着する場合は、新たな公認書を取り寄せておかなければなりません。また、その新規部品公認により従来部品が使用不可となる場合があるのでご注意ください。
  • 購入

    購入

    各JAF地方本部および支部に問い合わせのうえ、ご購入お願いします。(有償)

    窓 口 所在地
    JAF北海道本部 〒062-0043 北海道札幌市豊平区福住3条1-1-1 TEL : 011-857-7155
    JAF東北本部 〒984-0015 宮城県仙台市若林区卸町3-8-105 TEL : 022-783-2800
    JAF関東本部(沖縄県含む) 〒105-0014 東京都港区芝2-2-17 TEL : 03-6833-9100(モータースポーツ課)
    JAF中部本部 〒466-8565 愛知県名古屋市昭和区福江3-7-56 TEL : 052-872-3685(モータースポーツ課)
    JAF関西本部 〒567-0034 大阪府茨木市中穂積2-1-5 TEL : 072-645-1300(モータースポーツ課)
    JAF中国本部 〒733-8610 広島県広島市西区庚午北2-9-3 TEL : 082-272-9967
    JAF四国本部 〒760-0079 香川県高松市松縄町591 TEL : 087-867-8411
    JAF九州本部 〒814-8505 福岡県福岡市早良区室見5-12-2 TEL : 092-841-7672(モータースポーツ課)
  • 公認書の携帯について

    公認書の携帯について

    JAFより、以下の公示が発行されています。

    ・車両公認書の携帯について[公示No.2001-114](JAFスポーツ2001年10月号P.28より)

    車両公認書は、国際モータースポーツ競技規則付則J項251条2.1.8に従い、競技会車両検査の場において、遅滞なく提示されなければならない。
    これらの公認書は、所定のマーキングにより認証を受けた現物でなければならない。マーキングには以下の3種類が存在する。

    • 1.各ページ下部のFIAスタンプ
    • 2.FIAのすかし入りコピー用紙
    • 3.公認書の発行元の国と同じ国で公認された車両については、当該車両が公認された国のASN独自のマーキングを公認書に施すことができる。