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2019年06月27日 パフォーマンスパーツ

STIパフォーマンスホイールの紹介

STIパフォーマンスホイールについて

SUBARUに最適化したホイールは「強さ」がキーポイント。
SUBARU車の圧倒的な安定性と走破性を支える水平対向エンジンとシンメトリカルAWD(4輪駆動) はその特性上、(特にフロントの)車軸にかかわる力は非常に大きくなります。

アルミホイールは一般的に軽さや、その自在な形状に魅力があります。
軽いホイールを履いたクルマは、走り出しからハンドリングが軽やかになり爽快な走りをもたらします。
「あまりカスタムパーツは効果が実感しにくい」、と感じている方も、軽量ホイールによる変化には驚かされることでしょう。
STIパフォーマンスホイールは勿論、軽さにおいてもこだわって設計されています。(一般的に一本8.9kgは軽量なホイールといえるでしょう) しかし、軽さを追求するなかでも「強さ」を特段に意識しているのです。

STIパフォーマンスホイールのポイントは3つ

1つ目はホイールを締め付けるナット穴

鉄ブッシュと呼ばれる、強い金属部品をホイールの穴へ打ち込み、ホイールと車体の接着強度を向上させます。 通常、重量でデメリットのある鉄ブッシュ・・・・
この部位で力を受け止めることができないと、高速域やカーブなどでホイールが歪み、ホイールと車体との接着が弱まります。するとホイールがブレてしまい、「フラフラ」とクルマが安定しません。
特にAWDのSUBARU車は、すべてのホイールが駆動するため、このナット穴へかかる力が大きいのです。

2つ目はスポークの強度

通常軽量化を目指すアルミホイールには、スポークのサイドを彫刻刀で削られたような、肉抜き=「エグリ」が入っていることや、スポーク自体が非常に細くなっていることが多いです。
そのような軽量ホイールは、鍛造と呼ばれる熱加工と同時に何トンもの荷重でプレスし、金属の組織を整えることで、分子的に強度を持たせます。
しかしSTIパフォーマンスホイールには、鍛造で作られていますが、スポークへエグリを入れず、強く設計しております。

特にスポーティな走行を意識したSTIパフォーマンスホイールはこの軽さと剛性のバランスを重視し、数々のレースやコンプリートカーの開発でノウハウを蓄積してきました。
そこで得た、どの部位を薄くし、どの部位に厚みを持たせて設計すれば軽量かつ強度が保たれるのか、積み重ねた改良の知見を活かし今回、リムやスポークの設計をいたしました。

この剛性の高さは、以下の2つの動画からも見ることができます。
両車体はSTIにて普段の社有車として使われている、STIパフォーマンスホイールを履いたS208とレヴォーグによって撮影されています。

AWDでのドリフトは、通常のドリフトと異なり非常に高スピードで高荷重が生じ、その分ホイールに大変な負荷がかかります。
また、サーキット走行ではバンプなどを超えてコースを目一杯使った、走行を行っています。

このような強烈な走行に耐え、その後も問題なく使用できる。それだけの耐久性と信頼性を担保することに成功しております。

3つ目はエアボリューム

あまり聞き慣れない特性ですが、ホイールのタイヤ装着面へ深みを持たせる形状により、タイヤへ注入できる空気量を増加させます。
タイヤには推奨空気圧がありますが、同等の空気圧でも、ホイールに深みをもたせ空気を充填させる空間を確保することで、タイヤの空気量を増やすことができます。
空気量の多いタイヤは、車体重量により潰れ結果タイヤ接地面をより増やすことができるようになります。
接地面、すなわちトラクションをより生むことで、どっしりと地面を掴み、4輪で地面を蹴り安定して進むことができるのです。
また、この接地面の多さは、ハンドリング性能を向上させ、ハンドルの切り幅が普段より少なく済み、疲れ軽減や安全性を向上します。

こうしたハンドリング性能の向上や、耐久力の高さは、「安心・安全」そして「疲れなさ(疲労軽減)」を生みます。
これは「何周もコンスタントに速い」ことが求められるレースにおいて非常に重要で、このSTIパフォーマンスホイールはまさに、レースの知見が生かされたホイールなのです。