• STI、JALの旅客機車両輸送サービスを活用してNBRマシンを輸送
STIからのお知らせ
2018/03/27

STI、JALの旅客機車両輸送サービスを活用してNBRマシンを輸送

スバルテクニカインターナショナル株式会社(STI、社長:平川良夫)は、3月22日にSUBARUが「中央翼」*1部分などの設計・製造に携っているボーイング787型機を使用した日本航空株式会社(JAL)の旅客機による車両輸送サービスを活用し、本年のニュルブルクリンク24時間レース(NBR)に出場するSUBARU WRX STI NBR 2018年をドイツに向けて送り出しました。

 JALのこの車両輸送サービスは「J SOLUTION WHEEL」と呼ばれるもので、旅客機の荷室に積み込む専用の貨物パレットに車両を載せ、機体の進行方向に固定するもの。パレットの前後には機体、車両の双方を保護するためバンパーが取り付けられます。貨物専用のエアカーゴ機を使わずに旅客機を使用するこのサービスは、スペース経済性が高く、また、機体の前後方向に車両を搭載するため、様々な長さや形状などに合わせてパレットを調整することができるのが特徴です。車高が低く、大型バンパーやリヤウィングなど量産車両と異なる形状のレースカーやコンセプトカーなどの希少車の輸送にも向いている、とJALでは説明しています。

 3月22日、SUBARU WRX STI NBR 2018年レースカーを載せたボーイング787フランクフルト行きJL407便は、午前11時30分過ぎにタラップを離れ、ドイツに向けて飛び立っていきました。この積み込みに立ち会ったNBRチームの辰己英治監督は、「旅客機に搭載できるこのサービスは、貨物機利用と異なり時間的自由度があります。レースカーの場合、送り出しギリギリまでクルマに改良・改善を加える作業を実施したいので、このサービスは大変チームにとって有効です」と話しています。

ドイツ・フランクフルトに到着したNBRマシンは、通関後ニュルブルクリンクサーキットに近いアーデナウの街にあるガレージに陸送され、5月10日~13日に予定されているニュルブルクリンク24時間レースに出場します。
※1「中央翼」は、左右の主翼と前後の胴体部分を繋ぐ、飛行機の構造上重要な部位。
SUBARUは、ボーイング787型機の「中央翼」を、2007年の初出荷以来、ボーイング787‐8型 -9型 -10型合計で、既に700機以上生産しています。(2018年2月現在)

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