STI NBR CHALLENGE

 

2005

日本から初参戦のインプレッサWRX STI(GDB)は総合14位完走

5月7日~8日にニュルブルクリンクサーキットで行われた24時間レースに、日本のプローバ・レーシング・ディビジョンが仕立てたGDB型SUBARUインプレッサWRX STI(Eタイプ)が出場。ドライバーには、清水和夫、佐藤久実、吉田寿博の日本人トリオに加え、SUBARUワールドラリーチームからターマックラリーを得意とするステファン・サラザン(フランス)が参加しました。マシンは、プロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)で活躍していたグループN車両をベースにしたレース仕様です。
この年のニュルブルクリンク24時間の決勝レースは5月7日15時にスタート時間を迎えました。しかし、ローリング開始直前から大粒の雨がコースを濡らしたため、実質的には15時20分にレーススタートとなりました。筆頭ドライバーは清水和夫です。総合42位、A6クラス10位のポジションからスタートした清水は、雨で混乱する1周目をシンメトリカルAWD機構の特徴を活かし18台抜きの24位で帰ってきます。5周目には21位と順調にポジションを上げて走行。清水は6周を終えて、ステファン・サラザンに交代。レース経過2時間の17時の時点で総合22位、クラス7位となりました。さらに、12時間経過時の午前3時には、インプレッサは順調に周回を重ねて総合18位、A6クラス3位に。レースも残り6時間を切った朝9時半に佐藤久実がコースインし、クラストップ車との差は同一周回で4分10秒ほど後ろを走行していました。しかし10時半ごろコースを5mmほどの大きさのヒョウが襲い、佐藤は真っ白になった視界に苦労しながらも何とかマシンをコントロールして、予定より1周早くピットイン。清水に交代することとなりました。そして、最終ランナーの吉田は、午後3時にレースをフィニッシュ。SUBARUインプレッサWRX STIはニュル初出場で合計124周し、総合14位・クラス2位という結果を残しました。初挑戦にも関わらず、インプレッサがニュル常連のコンペティター達に果敢に挑み、1周25kmを超すサーキットの24時間をトラブルフリーで走りきったことは、特筆されるべきでしょう。
サラザンは、「いいレースだった。ほとんどノーマルカーなのに、200台以上もいる参加車両の中でトップ6~7番手ぐらいのタイムを出せたしね。もちろんクラス優勝はしたかったけど、僕も他のドライバーもチームスタッフにもいい経験になったと思う。今回は新しいエアロダイナミクス(ルーフベーン)を装着してレースでテストしてみたけど、高速での安定性もすごく良かった」と語っています。