STI NBR CHALLENGE

 

1992

インプレッサがニュルブルクリンク・オールドコースでタイムアタック

1992年10月、SUBARU(当時、富士重工業)のインプレッサ開発チームによって発売直後の初代GC8型SUBARUインプレッサWRXによるニュルブルクリンク・オールドコースでのタイムアタックが行われました。
ロールケージなどの安全装備を装着した240馬力のSUBARUインプレッサWRXを使ったこの時のベストラップは、8分28秒93。これは、当時の2リットルクラスとしては驚異的なタイムでした。タイムアタックをつとめたのは、モータージャーナリストでレーシングドライバーの清水和夫でした。しかし、SUBARUインプレッサはこの記録に満足することなく、さらなるメカニズムの熟成を図って4年後のニューモデル、SUBARUインプレッサWRX STIバージョンIIIで再びニュルブルクリンクへの挑戦を試みています。この時は、やはりモータージャーナリストでレーシングドライバーの木下隆之がドライバーを務め、8分10秒75をマークしてラップタイム記録を更新しました。

また、2004年には第二世代インプレッサWRX STI(E型)の最スパルタンモデル「spec C」をニュルブルクリンク・オールドコースに持ち込み、1992年同様清水和夫がタイムアタックに挑んでいます。この時の記録は、7分59秒41。ついに8分の壁を破り、SUBARUのニュルブルクリンクチャレンジは新たな次元へと突入しています。軽量ボディ、ボールベアリングターボなどを搭載したspec Cは、その後FIAグループN仕様ラリーカーがプロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)をはじめとする国際ラリーで活躍することになります。また、ニュルブルクリンク・オールドコースにおける車両開発業務は、SUBARU開発陣のルーティンワークとなり、コース近くに常設専用ガレージを設置することになります。また、STIもSTIコンプリートカーの試験開発にニュルブルクリンク・オールドコースを積極的に活用しています。
以来、ニュルブルクリンクとSTIコンプリートカーの密接な関係は続いていきます。